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zoom RSS 【2−4】東アジア鉄道の旅−インド南部2014年11月−

<<   作成日時 : 2014/11/22 23:05   >>

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4日目(アジャンダー遺跡/世界遺産へ)

 朝食を持参の板状シリアル、オレンジ、マンゴージュースで済ませ、午前7時前にセントラル・バススタンドへ。何のことはない、インド人でないサブリュック姿の私を見て、乗務員からアジャンターか、と声をかられた。座席はまだまばらで自由に選択。なお、きっぷは車内で発売、左側最前列窓側が乗務員席。バスは丈夫な造りで使い古したオンボロ、もちろんエアコンなどない。市内から100キロほどの距離だが、窓を開けると砂ぼこりがひどい。これもインド、気にしないことに。
 このバスはいわゆる認可を得た民間バス、地元の各都市を結ぶ通勤通学の生活路線。途中でかなりの乗り降り、満席状態で立ち席も。幹線道路だが路面にデコボコ、ひどく揺れ、時にジャンピング。2時間半程の乗車だが、料金は距離制でアジャンターTジャンクション(アジャンター遺跡入口)まで120Rs.(240円)と極めて安い。
 要するにいくつかの都市を結ぶバス、たまたまその途上に遺跡入口前のバス停車場。乗務員席のそばにいると、到着間際に合図してくれるので便利。ここで降りたのは2人だけ、もう一人の方はお土産店のスタッフだった。
 歩いてすぐに自動車・バス駐車場。その先で管理区域の施設利用料10Rs.(20円)徴収。両側に土産物店のある通路を抜けるとエコバス乗場へ。バスはゲートまで急道を走行、15Rs.(30円)。ようやく柵がある遺跡入口へ。入場料250Rs.(500円)は外国人料金適用で現地の方は5Rs.。見学コースは階段を上り下りするので少しきつく、蒸し暑く気力が失せる。逆U字のワーグラー川・渓谷の南側斜面に全30窟があるが、私は主だった7か所のみ見学、あとは素通り。懐中電灯とカメラストロボ禁止。内部は弱い電灯(発電機使用)のみで薄暗く、撮影はぎりぎりの状態。また、入口を入ってすぐコの字型に柵がありそれ以上は中に進めない。
 著名なのは身体をS字型にくねらせた蓮華手菩薩壁画のある第1窟。この三曲法の美意識が法隆寺金堂装飾のオリジナルになったとか。それと巨大な涅槃像がある第26窟。こちらは入口上部に大きな明かり窓があり全体を見渡せる。また柵がなく内側をぐるっと歩いて壁面を見学できる。現地の方は涅槃像や中央の座位仏像に手を触れて祈祷も。
 仏像、壁画、彫刻自体に意味がある訳ではない、と私は思う。大事なのは釈尊が語った言葉(経)と行動のはず。簡単に言えば釈尊が言わんとしたことは、私(釈尊)とあなたは共に尊厳であるということ。だから自らがストゥーパや仏像として信仰対象とされることは最も望んでいないはずのもの。また、釈尊自身が自らの法は二千年で消滅すると語っている。この趣旨から現代の視点で考えると、色あせたこの遺跡に何らかの精神性を感じることはできそうにない。
 強いて言うと、二千年前と変わらずに逆U字に湾曲したワーグラー渓谷の自然自体が変わらずに「生命の永遠」という精神性を感じさせてくれる。人間の造作物はこれに比べると作為的で格段に見劣りがする。拙劣な修復のせいで、明確な目的を持った機能美も感じられない。
 歴史遺産の視点からは、小乗仏教期のストゥーパ(円形イメージ物)と大乗仏教期の仏像の両方の遺跡があり、中には第16窟のように移行期の窟でストゥーパの下部に釈迦像を配置したものもある。また形式としては窟内の壁側に座るだけのスペースの僧侶修行場があり、塔院と僧院の混合形式と認められる。
 私は来た道に戻らず途中から渓谷中央部の見晴台への階段を上って休憩、心地よい風に吹かれながら持参した食料で昼食。ここからは石窟全体とワーグラー渓谷の美しさを堪能できる。
 最初のTジャンクション(路線バス停車場)に戻り、帰路のバスに乗車したのは午後1時半過ぎ、ここで若いチェコ人カップルと一緒になった。バスは途中の街が終点で、そこからアウランガーバード行に乗り換え。料金は通しで乗車したのと同じ合計で120Rs.。インドは人口が多いのでバスは頻発、全く心配は要らない。午後3時半過ぎに最初のセントラル・バススタンドに帰着。
 2時間以上のバス乗車で道路の砂ぼこりまみれで身体が気持ち悪い。早速ホテルでシャワー。その後近くのスーパーへ水、マンゴージュース、フルーツの購入。露店でバナナも調達。
 夕食はホテルのレストランでエッグ・ビルヤーニー(たまごチャーハン)とチャイ(紅茶)。あまりスパイシーにしないでと注文したが、ビルヤーニーはまずまずの味。残念ながら量が多く半分程残した。
 フロントで明日のレイト・チェックアウトの交渉。ここのホテルは到着からの24時間制。明日の列車乗車は午後10時台と遅い出発のため、午後8時までの利用、1400Rs.(2800円)程追加となる。

画像バス車窓
この反対側がアジャンター








画像アジャンター・エコバス乗り場
満員でなくても時間で出発








画像アジャンター遺跡入口
左に券売所








画像アジャンター遺跡
階段のアップダウンがきつい








画像ワーグラー渓谷の自然美









画像ワーグラー渓谷の自然美









画像ワーグラー渓谷の自然美









画像ワーグラー渓谷の自然美









画像ワーグラー渓谷の自然美









画像ワーグラー渓谷の自然美









画像ワーグラー渓谷の自然美









画像ワーグラー渓谷の自然美









画像ワーグラー渓谷の自然美









画像ワーグラー渓谷の自然美









画像アジャンター遺跡
第1窟前から








画像アジャンター遺跡
第1窟
有名な蓮華手菩薩壁画がある、写真撮影ぎりぎり 、右端は人







画像アジャンター遺跡
第16窟エレファントゲート








画像アジャンター遺跡
第26窟
天井に明かり窓







画像アジャンター遺跡
第26窟
奥が頭の巨大な涅槃像







画像アジャンター遺跡
第26窟
円形ストゥーバの下に釈迦立像







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http://sey.at.webry.info/201505/article_17.html

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