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zoom RSS 【2−5】東アジア鉄道の旅−インド南部2014年11月−

<<   作成日時 : 2014/11/22 23:06   >>

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5日目(エローラ遺跡/世界遺産、ハイダラーバードへ)

 朝はのんびりと起床。夕方まで時間を持て余しそうで、結局路線バスでエローラ遺跡とクルダーバート(イスラム廟のある村)を訪問することに。ホテルのレストランは宿泊者が少ないため朝食営業なし。昨日の夕食のさい作ってもらいテイクアウトのチャパーティー(薄焼きパン)とフルーツでの簡単な朝食。
 しかし、本日は朝から雨。この時期は朝夕ぱらぱらと雨まじりのようだが、今朝は強くないもののずっと降り続いている。しかし大降りにはならなそうで、意を決して午前9時半過ぎに昨日と同じセントラル・バススタンドへ。エローラ方面行のバスも頻発。私は11、12番あたりで乗車。バスは西へ1時間程、32Rs.(64円)。途中に特徴的な円形の砦と尖塔があるダウダラーバード砦をバス車窓から。エローラ前で降りたのは私一人。駐車場にはそれなりのバスと乗用車が停車。
 券売ボックスで購入した入場券は250Rs.(500円)、やはり外国人料金適用、現地の方は5Rs.。券を買わなくてもこの場所から既に石窟遺跡の中央にある第16窟・カイラーサナータ寺院(ヒンズー遺跡)が良く見える。ガイドブックの「巨大な遺跡」との記載と異なり、私はずいぶんと小さい建築物との印象。岩質はかなり固く1世紀以上も彫り続けられたものだとか。この中央の寺院のおおむね右が仏教石窟群、左がヒンズー教石窟群。
 仏教遺跡群は7〜8世紀の仏教衰退期のもので中はがらんとした僧院形式。
 ヒンズー教はインド固有の神話と創始伝説に基づく民族宗教。他の民族にも同様の民族伝説は存在する。日本の神道信者が仮に外国に滞在したとしたらそこには日本の神は存在しない。同じことはヒンズー教にも言える。ヒンズー教はインド社会にしっかりと根づいているが、他の民族にとっては普遍性や精神性を感じさせるものではない。民俗学や文化財としての価値を見出すに過ぎない。また、エローラではノミとカナヅチで削り、彫り上げた膨大な労作業を思うことはできる。
 このため日本人の私がこのヒンズー遺跡から何らかの精神性を感ずることはなく、これが「思ったより小さい」と感じた理由のよう。そして、世界遺産ではあるが、靴のまま入れて保護柵なし、フラッシュ撮影も可とずいぶんと管理がルーズとの印象。

画像セントラル・バススタンド









画像エローラ・バス停留所









画像エローラ
券売ボックスから中央部を望む








画像エローラ
カイラーサナータ寺院内部








画像エローラ
カイラーサナータ寺院内部








画像エローラ
カイラーサナータ寺院内部








画像エローラ
カイラーサナータ寺院内部








画像エローラ
中央部右の仏教石窟群








画像エローラ
中央部右の仏教石窟群








画像エローラ
中央部右の仏教石窟群








 エローラは1時間程の簡単な散策で済ませ、次に向かったのは路線バスで3キロ程戻ったクルダーバード。小さな村だが道なりに奥に進んでいくとイスラム聖人の墓を集めた廟Alamgir Dargahがある。ムガル帝国の皇帝アウラングゼーブの墓もこの一角にある。
 アウラングゼーブは敬虔なムスリムだったが、頑迷で家臣や民衆から疎まれていたよう、有能な支配者とは言い難い。その遺言で自らの墓を聖人たちの一角に簡素に埋葬することを押し通した形となった訳だが、残された親族、皇室、家臣の困惑ぶりが目に浮かぶようでもある。
 現代の視点からすると、異教徒の私が墓地に足を踏み入れ、写真撮影まですることに、本人は「この世の終わりだ」と嘆いているのかも知れない。
 幹線道路のバス停車場に戻り、当初のセントラル・バススタンドへ。そこから少し歩いて2日前に来たケンタッキーで少し遅い昼食。私はもうこの世で再びここに来ることはない。ホテルに戻り、シャワーと休憩。
 インドは生活道路でのバスは頻発、バス停にポールや時刻表などない。人口12億人のニーズ、始発と終発の時刻だけを覚えていれば、バスはすぐ来るので支障はない。満員で乗れないことはあるが、次のバスはすぐ来る。日本人の感覚と異なるが、インド人の立場だとこれ以上考えることも、なにか心配することもない。何となく道路の一角に数人の人が立っていたら、そこがバス停車場。私も現地では現地人のやり方で行動。

画像クルダーバード
奥がバス道路、手前が村入口








画像クルダーバード
この道を道なりに奥へ








画像Alamgir Dargah









画像Alamgir Dargah
内部奥から全景、右奥は信徒集会スペース、すべて靴を脱いで歩く








画像Alamgir Dargah
中央の礼拝所








画像Alamgir Dargah









画像Alamgir Dargah
アウラングゼーブ皇帝廟
入口右手の一角、聖人と一緒にと本人が望んだとはいえ驚くほど小さい墓、これは飾りで棺は地下にある






画像Alamgir Dargah
アウラングゼーブ皇帝廟
裏から








 ホテルで最後の夕食、午後8時にチェックアウト、相乗りオートリクシャーで駅へ。夜間、中型リック持参で20Rs.(40円)支払い。
 駅窓口で列車の車両番号、寝台番号の確認。HA1/Cは初めての番号。後で乗車してみると2人個室下段でドアはロック可。インド鉄道もこうした上級な車両を運行する時代のよう。大型電光表示でホームの確認、ホームでは列車番号、車両番号の点滅表示で分かりやすい。時間まで上級クラス待合で椅子に腰かけて休憩。列車は15分遅れの午後11時の出発、次の目的地・南東のハイダラーバードへ。 
 室内は快適、ベッド幅が広いので日本のA寝台のイメージ、電源コンセントもある。広軌軌道での走行、枕木もコンクリート、バラストもそれなりに整備され、乗り心地もなかなか良い。同室は大手銀行に勤める 若い男性、礼儀正しい。

画像アウランガーバード駅構内









画像ハイダラバード行列車2人個室
AJANTA EXP








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