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zoom RSS 【2−2】夫婦熟年旅行−北欧の旅2017年8月−

<<   作成日時 : 2017/11/03 19:30   >>

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5目 ユーロ(EUR)

 朝、ヘルシンキに到着。
 到着した港から現地ガイドの案内、徒歩で向かったのはマーケット広場と市庁舎、市庁舎はトイレが使える。この間に添乗員は船からツアーバスへの受託荷物積み込みのチェック。
 以後はバスで移動。まず、ヘルシンキ大聖堂(ルーテル派本山)・元老院広場へ。ヘルシンキのランドマーク的な場所。
 ウスペンスキー寺院(ロシア正教)は玉ねぎ型尖塔が特徴。内部はイコン(木製聖人画)がずらり、中央に大きなキリスト、その左下に聖母子(マリアと幼な児)。
 なお、フィンランドにロシア正教寺院があるのは約650年のスウェーデン支配の後に、約100年間帝政ロシアに支配された歴史のため。

 本人の大きな顔像があるのがシベリウス公園。緑が多く散策には良い。テンペリアウキオ教会(ルーテル派)は岩盤をくりぬいて作ったもの、音の反響が良くコンサートにも使われるのだとか。

 永く属国の地位にあったフィンランドは1917年のロシア革命を機にロシアから独立した。第二次世界大戦でフィンランドは、ソ連とナチス・ドイツの二大大国の思惑に巻き込まれて参戦、ソ連と戦った。そのソ連と休戦協定を結び戦線を離脱すると、北部のラップランド地方はドイツ軍によって徹底的に破壊された。また戦後、ソ連から領土割譲(現ロシア連邦カレリア共和国)と多額の賠償金を求められた。ロシア、ドイツの大国や隣国スウェーデンに囲まれた小国の歴史。

 フィンランドもプロテスタントのルーテル派が優勢。ただし、都市部、若者は宗教離れ、教会閉鎖も。17世紀を起点とする近代合理主義は唯一神教の神ヤーヴェを否定した。超越的、絶対的な神が、いまこの時空に存在するとの主張は、言葉の矛盾となる。いま西洋人がGodといい、東洋人がBuddhaというのは、我が内なる神、我が内なる仏に他ならない。これこそが共通の内なる聖性である。良心とも表現される。

 昼食は中華料理店、大皿での提供。肉料理中心で私は苦手、味付けもイマイチ。キャベツ炒めのみ頂いた。

 午後、フェリー乗船で〈OP〉スオメンリンナSuomenlinna要塞見学へ、参加したのは半数くらい。ヘルシンキ港沖合の無人島に築かれた海防要塞跡。スオミSuomiは「フィンランド」の古語、民族意識の高まりで名称変更。日本で大和民族と言うのに同じ。今は平和な観光地。ガイドの案内でショートコースを一周の見学。なお、フェリーは途中の島にも寄港、住民の生活の足でもある。

 午後5時にホテルに帰着。今回添乗員によるお土産店への案内は一切ないが、日本人が経営するフィンランド雑貨店を紹介。ホテルからすぐだが、時間で現地ガイドが案内してくれた。店内にアセロラドリンクが飲めるコーナー、テーブルと椅子。私は買い物が苦手。妻が手頃なお土産を見つけるまで、待つこと1時間。しきりに眠い。
 夕食は各自なので帰路途中の中国料理店で小ぶりのワンタン湯2つと大皿チャーハン、ようやく食べなれた味で一息。シニアは量は少なくてよいが、食材・味付けにこだわりがあるので、なかなか現地メニューに慣れない。

画像ヘルシンキ大聖堂・元老院広場













画像ウスペンスキー寺院













画像シベリウス公園













画像シベリウス公園













画像スオメンリンナ要塞(世界遺産)
スウェーデン統治時代と帝政ロシア統治時代の大砲の大きさは異なる、写真上は優秀なロシアの大砲











【ホテル:ヘルシンキ(フィンランド)】ラディソン BLU ロイヤル ホテルRadisson Blu Royal Hotel, Helsinki
※湯沸かし器あり、EVもホテルカード使用。


6日目 ユーロ(EUR)、デンマーククローネ(DKK)  1DKK≒15円換算

 朝食後、バスで空港へ。SAS便ヨーロッパ区間線でコペンハーゲンCopenhagen(英語)に移動、時計を再び1時間戻す。
 やはり搭乗券はSAS上級エコノミーにアップグレード、優先保安検査レーンの利用。SASラウンジで休憩。時間でゲートへ。

 A320、3+3席の小型機。上級エコノミー席は軽食・チーズロールスティク、コーヒー、紅茶、ソフトドリンク無料。私は飲み物は瓶入りアップルジュースを注文。濃厚で美味しい。

 HEL1115→(SK1709)→1145CPH(1時間30分のフライト)

 着後、レストランで昼食。やはり北欧風シンプル3品だが、驚いたのは水を含め飲み物が全て有料なこと。私たちは仕方なく紅茶を注文、35DKK(525円)。夜のBarが本業で、そのランチ営業だったのかも。料理は工夫がなくイマイチ。
 バスでコペンハーゲン市内観光へ。まず、ローゼンボーRosenborg宮殿宝物館。Rosenはバラ、Borgは城の意味。

 人魚姫の像、アマリエンボーAmalienborg宮殿(女王私邸)、ゲフィオンの噴水、運河の港町・ニューハウンNyhavnを順に見学。チボリ公園(遊園地)は車窓から。すべてバスでの移動なので位置関係の印象がぐちゃぐゃ。実は人魚姫の像とゲフィオンの噴水は歩くとすぐ近く。

 現地在住の男性ガイドはななか個性的。中学卒業後しばらくして外国へ放浪旅。たまたまデンマークにとどまり、ここで結婚。確かに世界的に60〜70年代は若者の反抗、ドロップアウトの時代。
 このガイドによればデンマークのお国柄を説明することわざは、広い領土の国でなくても良い、経済大国でなくても良い、国民が幸福な国であれば良い、だとか。そして職業に差別はなく、会社の役職の上下も一歩会社を出れば対等、とも説明。地図で見るとデンマーク本国は小国。バイキング時代やスカンジナビア半島の盟主だった頃の版図とは比べようもない。

 デンマークは格差と貧困がない国とされ、国民満足度調査では常にトップグループに入る。 消費税は25%で軽減税率は一切ない。これを支えるのが高福祉高負担、所得税を含めると国民負担率は7割近い、とか。現役世代と他の世代の「連帯」が大切とも説明。公共部門に従事する者が3割。
 このシステムは国家資本主義と呼べるが、実は高福祉高負担は経済が順調であることが前提。デンマークは酪農王国。農業を小麦から酪農に転換させたのは正解、付加価値が高く外貨を稼ぐ。何より酪農は仕事として生きがい、誇りを持てる。単調な部品組み立ての仕事よりやりがい。
 格差が生じやすいのは金融・不動産部門。ごく一部の階層に富が集中すると分断社会となる危険性。日本は世界一のスピードで人口高齢化、人口減少社会。仮に北欧でも高齢化が進展すると高福祉高負担が維持できない恐れ。全ては経済が左右する、と私は思った。デンマークの懸念材料は北海油田の枯渇。なお、デンマークは原発を保有していない。

 私なりにガイドの言った社会の「連帯」の意味を考えてみた。個人主義の強いお国柄、権利の主張で折り合うのは「妥協」の合意。逆説的な言い方をすれば、個人に宗教は必要ないとしても、社会が存続するためには宗教的心情が不可欠である。それは自他共の幸せを願うとの信条である。東日本大震災のさいに被災者の行動が世界で賞賛されたと紹介。食糧・水の配給に整然と列に並び、ごみの分別まで行った行為であるが、日本人は「困ったときはお互い様」の意識がある。東洋の演繹法による認識論によれば自他未区分、相互依存となる。洋の東西を問わず自分が、グローバルで複雑な相互依存関係の中で生かされていると理解できれば、そうした結論となるはず。
 
 ホテルに到着。19:30〜夕食は徒歩で近くのレストラン、魚か肉のチョイスメニュー。私は疲れが出て欠食。

 デンマークは第二次世界大戦の際、形の上でナチス・ドイツに降伏して、国土を戦火から守った。これは19世紀のナポレオン戦争でフランスに加担して、敵対するイギリス軍に街を破壊された教訓を生かした苦渋の選択。小国ゆえの「国防ニヒリズム」と表現される。女王などの王室はイギリス等に亡命し、ナチスドイツへの抵抗運動を呼びかけた。

画像ローゼンボー宮殿
園内にバラ園もある












画像ローゼンボー宮殿(宝物館)
入場には日時予約が必要












画像人魚姫の像
思ったより小さい












画像アマリエンボー宮殿(女王私邸)
女王は気さくな人柄で国民に敬愛される、大変な愛煙家なのでデンマークの禁煙強化は進みそうにない











画像ゲフィオンの噴水
北欧神話による4頭の牛と女神、人魚姫の像とほぼ同じ時期に作られたが有名ではない、人魚姫の像はアンデルセン童話の影響が大










画像ニューハウン
昔は売春宿などがあり危険区域、市が観光地として再整備











【ホテル:コペンハーゲン(デンマーク)】インペリアル ホテルImperial Hotel
※湯沸かし器あり、EVもホテルカード使用。

7日目 デンマーククローネ(DKK)

出発まで自由行動。ホテル朝食は6:30〜。体力が回復した私は果物と緑茶で朝食を済ませ、列車に乗りSGIデンマーク北欧文化会館(SGI−Denmark)を目指す。

København Central→(近郊列車S-tog)→Nordhavn

 赤い車体が目印、この近郊列車北行きで所要8分、4つ目の駅。料金はゾーン制。今回1ゾーン内、Single Ticketで12DKK(180円)。ただし1時間以内なら乗り降り可。当然私は1時間以内に戻った。A、B、C、E路線が使えて便利、2分間隔での運転。帰路は都心に向かう通勤ラッシュ帯だが、次の列車にしたらゆったりと座れた。ヨーロッパでは鉄道ホームに自由に出入りできる。きっぷには発券(乗車)時間が記入、今回車内検札はなかった。現地の方は交通カードでホームのタッチパネルにタッチ。
 
【SGIデンマーク北欧文化会館】(デンマーク語)
http://www.sgi-dk.org/nordisk-kulturcenterNordisk Kulturcenter
SGI Danmark Foreningen, A. F. Kriegers Vej 3, 2100 København
ノルハウンNordhavn駅から徒歩8分。Nordは北、Havnは港の意味

画像Single Ticket















画像近郊列車S-tog
SはStad都市、Togは列車、近郊列車の意味












画像近郊列車S-tog
自転車も一緒に。ホームと列車に段差、このため車イスの方は日本と同じく駅員が簡易スロープを用意、私の知るところではニュージーランド・オークランドが新型車で完全バリアフリー実現









画像ノルハウン駅前
左が鉄道












 アポなし、早朝訪問のため、外観を写真撮影をして見学終了。あたりは住宅地なので小学校へ子どもを送る親子連れをよく見かけた。住宅地では路上でタバコを吸う人は見かけない。

 戻って私は入浴着替え、荷造りを済ませ、妻とホテルの近くのスーパーマーケット2か所を見学、お土産用に適当なものはない。コンビニの7−Elevenで見つけたのはカッパ巻、ツナ巻などが入ったSushi、50DKK(750円)。ホテルに戻り2人で半分こ、早めの昼食。醤油、ショウガ、ワサビがあり、ようやくコメのご飯。気分的にも落ち着く。飲み物はお湯を沸かし持参の緑茶ティーバック。

画像北欧文化会館
住宅地の一角












画像北欧文化会館(玄関ドア)
SGI−Denmarkの表示と機関紙編集者らしき3名の名前、うち1名は日本人名のよう











 12:10にホテル出発、バスでコペンハーゲン空港へ、所用30分程。SASのカウンターでパスポート提示、搭乗券発券、受託荷物預け。Fast Trackでの優先保安検査。出国審査Immigrationはパスポート提示のみ。SASラウンジで休憩、やはりビジネスクラス特典。
※SASラウンジは手荷物検査SASFast Trackを出て左、出国審査前エリア。

 15:45発(日本時間22:45)のSAS直行便で成田へ。機材は同じA340-330型、1−2−1席フルフラットのビジネス席、今度は窓側で妻とは前後。

画像ビジネスシート
機内夕食は日本時間だと24時、旅の疲れが出た私は食事を放棄して就寝。ハンカチで目鼻喉を保護する私を妻がパチリ。「ご遺体搬送のよう」とからかわれた










【ホテル:機中泊】

【SASラウンジ】(英語)
https://www.flysas.com/ja-JP/jp/Travel-info/At-the-airport/Lounges/list-of-lounges/


8日目(帰着)2017.08.22

 旅の疲れが出たのかフルフラットのビジネスシートで熟睡、午前9時半に成田空港に到着。N'EXで帰宅へ。列車車窓には見慣れた風景が流れる。昼食は食べなれた地元の駅弁。一息入れて、心地よい疲労感。

画像ベルゲンのホテル客室窓から
ジグザグの坂道、既に落葉が始まっている













【3へ】
http://sey.at.webry.info/201711/article_4.html

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